「サスティナブル・コミュニティ」について

「サスティナブル・コミュニティ」について

サスティナブル・コミュニティとは、「持続可能な地域社会」という意味です。地球の資源や自然環境について、後の世代にツケを回さない利用のしかたをめざす、「持続可能な開発(サスティナブル・デベロップメント)」という考え方が1990年代から注目されています。サスティナブル・コミュニティは、それを地域社会にあてはめ、それぞれの地域で適切な数の人が生まれ、育ち、働き、次の世代に良好な生活環境と文化を継承し続けることができる社会を指します。
サスティナブル・コミュニティ研究所では、そのような地域社会の実現のため、福島県を中心に全国各地で調査・研究と市民一般への報告・周知活動、自治体や住民組織や開発事業者と協働した実践活動を行っています。

関連書籍

社会変革する地域市民―スチュワードシップとリージョナル・ガバナンス
Douglas Henton(原著), Kim Walesh(原著), John Melville(原著), 小門 裕幸(翻訳), 榎並 利博(翻訳), 今井 路子(翻訳)第一法規








サステナブル経営―みんなが生き続けるシステムと戦略 (コミュニティ・ブックス)
日本地域社会研究所(編集)日本地域社会研究所








サステイナブル・コミュニティ―持続可能な都市のあり方を求めて
学芸出版社
当研究所の理事長・小門裕幸と理事・川村健一が95年に著した、日本ではじめてのサステイナブル・コミュニティの紹介本です。
車が中心の都市のあり方から、人間の尺度にあったまちづくりへの転換。過剰な車社会のアメリカでも30年前から、人間にとって快適なまちを目指す試みが始まりました。それは100年前のイギリスで、産業革命による地域社会の衰退の反省から生まれた田園都市の思想にもつながっています。
アメリカの具体的な事例の紹介のほか、「サステイナブル・コミュニティ(持続可能な地域社会)」の思想と歴史も解説しています。出版から10年以上経ち、まちづくりへの関心は日本でも高まり関連分野の本が数多く出版されるようになりましたが、今なお参照元として紹介され、ロングセラーを続ける定番の一冊です。

次世代のアメリカの都市づくり―ニューアーバニズムの手法
Peter Calthorpe(原著), 倉田 直道(翻訳), 倉田 洋子(翻訳)学芸出版社
当研究所の顧問であるピーター・カルソープがまちづくりの手法をまとめた一冊です。
ピーター・カルソープは、車が中心の都市のあり方から、人間の尺度のまちづくりへの転換を提起し、実践してきた第一人者です。